施術を受けた後に、痛みが強くなったり、身体がだるくなった経験はありませんか?
それはもしかしたら「好転反応」と言われるものかもしれません。
好転反応は悪いことではなく、身体が良い状態に向かう過程で一時的に出る正常な反応です。
では好転反応とはどういった反応が出るのでしょうか?
どのような反応が出るのか?
施術後に
・体がだるくなった
・余計に痛くなった
・微熱が出た
・トイレが近くなった
・お腹が空いた
・眠たくなった
など人によって様々な反応が出ます。
しかしこれらの反応は必ず出るものではありません。出ない方の方が多いです。
好転反応が出る方が良いとか、出ない方が良いとか、そういったことではありません。もしこういった反応が出ても全く問題ありませんのでご安心下さい。
なぜ好転反応は起こるのか?
では好転反応はなぜ起こるのでしょうか?
施術を受けることで、体内の血流が良くなります。すると今まで血流が悪かったのが急にたくさんの血液が流れると、その変化についていけなくなる身体の場合は、一時的に何らかの反応が出ます。そうなることで、だるさを感じたり、ポカポカ感じたりと人によって変わります。
他には、今まで姿勢が悪かったの期間が長いと、施術後に一時的に姿勢が良くなったり、身体のバランスが整うことで「重心の軸」が変わります。すると、普段使えていなかった筋肉や関節に体重が乗ることで、それが痛みとして現れることがあります。
本来の正常な状態に戻すことで、身体は逆に違和感と感じてしまうのです。
このように好転反応は、その人の体質や身体の状態によって出る人もいれば出ない人もいます。整体の刺激に身体が慣れていないと出ることもありますが、正常な反応なので心配はいりません。
実際にあった好転反応の症例
私が担当した方の好転反応の一例をご紹介します。
・頚椎ヘルニアの方
頚椎ヘルニアで肩から腕にかけての激痛が出ていました。病院では手術が必要と言われていたそうですが、怖いので絶対にやりたくないと思い来院された方です。
2回目来院時、初回の施術後に余計に痛くなったと言われました。初回に好転反応の説明をしていたので、多少の不安はあったそうですが、その後も通院を継続してもらいました。
3.4回目くらいまでは施術後に痛みがひどくなるといった好転反応が続きました。
しかし、その後は施術後の痛みは出なくなり、逆に痛みが劇的に改善していきました。結果的に手術をせずに改善したという症例です。
・五十肩の方
五十肩で肩の可動域が100度くらいしか上がりませんでした。施術直後は痛みは出なかったのですが、必ず3日後に痛みを感じると言われていました。しかも3日後のその日だけです。
何度かそういったことが続き、施術3日後の痛みが出なくなっていくと、徐々に肩の痛みも取れてきて、可動域が改善していきました。最終的にはほぼフル可動域まで上がるようになったという症例です。
というように、実際にあった好転反応の一部です。もし施術後に違和感が出て何か不安に感じることがありましたら、お気軽に聞いて頂ければと思います。
好転反応の見分け方
施術後に痛みが出ると何でもかんでも「好転反応だから大丈夫」と適当に言っている先生もいますので気をつけて下さいね。
好転反応はだいたい1〜3日で落ち着くことが多いですが、施術によって悪化して痛みが出ている場合は1週間経っても良くならないことが多いです。そこはしっかりと見分ける必要があります。
さらに、強いマッサージや長時間の揉みほぐしをやった後の、いわゆる揉み返しも好転反応とはまたちょっと違います。筋肉が損傷している可能性がありますので注意して下さいね。
もし分からなければ遠慮なく聞いてくださいね。
以上、今回は好転反応についてご説明させていただきました。
最後までご覧いただきありがとうございます。